【負の感情】イライラが止まらない!イライラ育児から抜け出したママの哲学

ピョンコの気持ち

まいど!ピョンコです。

考え始めたら止まらない。延々と自分を責め、どうしようもなくツラい環境を嘆き、逃げ出したいのに逃げ出せない。やり場のないイライラや変わらない状況に心も体もついに限界

全てにやる気を失い、何もしたくない、何も考えたくないのに日常は続き、そしてまた負の感情に支配される。どうして自分ばかりが犠牲に…なぜ私だけこんなにツラいのか…

そんな経験ありますか?…ピョンコはあります。そして抜け出しました。今回は、『実録!ピョンコが負のスパイラルから抜け出した方法』です。

イライラ育児の原因は?

順序立ててお話しするため、まずはピョンコの育児を振り返ります。第1子目の長女ちゃんは2009年9月に産声を上げました。

初めての妊娠出産で戸惑いながらも無事に出産することができ、産後7日で病院から退院して自分たちの家での育児が始まりました。

生まれたばかりの我が子は、とにかくふにゃふにゃしていて今にも壊れてしまいそうなほど頼りない身体で、私たちは些細なことで常に心配をし、新しい生命に対して強い責任感と溢れる愛しさを感じていました。

『頼る』という発想がない

ピョンコは幼い頃から「自立心の化身か?」というほど、他の力や支配を受けずに自力で物事をやっていこうとする気持ちが強い性質をもっていました。

とにかく甘えることが苦手で、可愛げのないタイプです。良く言えば、しっかりしていて頼りになるタイプです。

物は言いようで、何事には常に2面性があって面白いですね。

こうした性質をもっているので、近所に実の母も健在で家族との関係も超良好でいつでも助けてもらえるという、とても恵まれていた環境にもかかわらず実母にすら頼るという発想自体がありませんでした。

もったいなーい!!甘えれる時は甘えろー!!と、当時の私に言いたい…

そんなピョンコの新生児長女ちゃんとの生活は出産後ボロボロの身体のまま休むことなく始まり、なかなかにハードなものでした。

同じ経験をしているママも多いかと思います。もうホントみなさまナイスファイト

自立心の塊で、かつ当時は超まじめな性格でもあり、赤ちゃんのお世話はもちろんですが、家事と主人のお世話も妊娠する前と同じだけやっていました。

ちなみに妊娠する前から、主人の夜勤にも生活を合わせていて、夜中だろうが帰宅時間に合わせて食事を温める・お風呂を沸かすなどの準備をして主人を迎え、寝る前にはマッサージもしていました。

ここで読者さまに勘違いされないようお伝えしますが、家事も主人のお世話も決して強要されているわけではありません!自らの意思でこのようにしていました。(今は気力体力ともに無理)

妊娠する前からの習慣でしたので、出産後も特になにも考えずこの生活を引き続きしていたのです。

産後のダメージ、育児による睡眠不足、常に神経が張りつめている状態、日中の家事や買い出し、主人の不規則な仕事に合わせた生活、これらを続けていると案の定まずは体調を崩しました

そしてホルモンバランスの乱れによる心へのダメージも凄まじいものとなりました。

追い足しホルモンとはこのことだ。(分かりかねる)

それでもピョンコは誰かに頼るという発想にならず(なぜ?)、さすがにみかねた母が助けに入ってくれて初めて気づきました。

あ、ツラいときはお願いしても良いんだ。

遅いよね。我ながら遅いよね判断がー!!!!

真面目で自立心が強ければ強いほど、自分が限界を超えていることにてんで気づかず、心身ともにやられます。

この蓄積は後に大変な事態を引きおこすので、ツラいと感じる前に周囲に甘えましょう。

のどが渇いてから水を飲むのでは、すでに遅いそうです。

ツラいと感じてから頼るというのでは、すでに遅いのです。もう限界を突破しちゃってるのです。早めに対策をとりましょう。

睡眠不足は大敵

はい!こちらの『睡眠不足』ですが、子育ての悩みにおいて永遠のテーマであります!

ピョンコは、睡眠以外で脳が休まる方法はないのか⁉と、天下のGoogle先生で調べ探しましたが、ありませんでした!

ナッシング!ピョンコショッキング!

脳を休める唯一の方法が『睡眠』だそうです…まぁ…知ってたよ。って方がほとんどだと思いますが…。

寝ないと死ぬんですって。寝れないと死ぬんですってーー!!!!

寝かせてください。

世の中のすべての睡眠不足なママを、すやすやぐっすり寝かせてちょうだいな!!!!

具体的な策は、頼れる人が近くにいるならばガンガン頼りましょう。家事など二の次で、寝てください。

頼れる人はいるが近くにいない場合は、召喚しましょう。呼び寄せて、寝てください。

近くにも遠くにも頼れる人がいない!ノーワン・リライブル・パーソンンンー!(文法は無視して膝から崩れ落ちるような感じで)

信頼できて頼れる人がいない方は、ピョンコが実際に行った睡眠確保の行動を真似してみて下さい。

それは、赤ちゃんと同じタイミングで眠ることです。まとまった時間は眠れませんが、ちびちび眠るだけでも微力ながら気力・体力が回復します。ちびっとね。

このときの救世主は、無印良品の変幻自在ビーズクッションです。はい。無印良品でなくとも類似商品がたくさんありました。

このビーズクッションがあれば赤ちゃんを抱っこしたまま、そして座ったまま眠れます。(武士もビックリ)

睡眠不足がおこす心と体への不具合は、それはもうひどいもんです。心身ともに不調でしかないです。

脳もバグをおこしまくりです。まず数が数えられなくなります

1から順に数えているのに、突然記憶がぶっ飛んで今は6だったか、それとも5の段階で6を言おうとしていたのか分からなくなり最初から数えなおすということを1日に何度も繰り返します。(あれ?ピョンコだけかな?)

我が子はまだ言葉を話せるほど成長してないのに、外からの「ママー!」という子どもの声に反応したり。

久々に自分1人でお風呂に入る時間をもらえて、ぼーっとシャワーを浴びていたら、
あれ?今どこまで洗った?シャンプーしたっけ?
と、記憶が行方不明になることが頻繫におこります。

そんなポンコツ人間でも、身近な人に思いきって頼ることと少しでも寝ることを優先的に行うと、なんとかなりました。とりあえずピョンコも子ども達も生きてます。

イライラの先にある心の闇

疲れや不調をごまかしながらなんとか子育てをしてきたのですが、本当の苦悩はここからでした。

2人目3人目とポコポコ出産し(言い方よ)、家族に助けてもらいながら毎日を送っていました。

近くに手伝ってくれる人はいましたが、私1人で子育てをする時間の方が圧倒的に長いのも現実でした。とくに眠れない夜はとても長いです。そして孤独です。

すぐそこでパートナーが寝ていますが、同じ空間にいても孤独でした。

今となってはなぜそんなに神経をすり減らせていたのか分かりませんが、当時は、やはりお仕事をしているから起こしてしまうのが申し訳ないと思い、とっっっても気を遣っていました。

子どもの挙動にすぐさま反応し、忍者のように物音を最小限に抑え夜を過ごしました。

赤ちゃんのお世話は朝から朝まで続きます。

こうして眠れない日々が続くと感情も変化します。

ねむいだるいしんどいキツイツラいやりたくない逃げたい苦しいどうでもいい生きるの面倒くさい!

様々なネガティブ感情がラインナップし、最終的にピョンコが行きついた感情は生きるの面倒くさい』でした。

ママという病

睡眠不足がイライラや苦しさの大きな要因でしたが、やはりそれだけではありません。

負のスパイラルから抜け出せた今だから分かることですが、『母親はこうあるべき』という理想の母親像というものも、私を苦しめていました。

自分自身で理想をつくりあげたところもあれば、パートナーからのプレッシャーもありますし、社会通念による刷り込みもあります。

この社会通念ですが、人間社会の『暗黙の了解事項』の1つで、

母親なんだから~できて当たり前
母親が~するのは当然
母親が~するのはダメなど、

母親の行動や精神をきつく束縛している要因の1つだと思っています。

どんなに頑張っていても、もっと出来る、まだやれることがある、こうした方が子どもにとって良いはず、など次々と課題が出てきて達成感を得ることができませんでした。

もはや病的です。やってもやっても足りない気がして、子どものためにたくさんの愛情を、子どものために自分を犠牲に、子どものために出来ること思いつくことすべてをしようと必死でした。

当然、すべてを完璧に出来るはずもなく、子どものためにこうしたほうが良いと分かっていることを、しなかったり出来なかったりする自分に対して罪悪感でいっぱいになり自己嫌悪を繰り返す毎日でした。

気づいたときにはもうすでに負のスパイラルに突入しています。延々と、出来ない自分を責め続け負の感情に支配されます。

やめられないとまらない。(かっぱえびせん?)

終わりを見いだせない

どんどん深い闇に沈んでいきます。今回はどこまでも沈みますよ~心の闇ですからね~終わりがないんです。一瞬ほかのことに気が向いても、またすぐに暗闇に戻ってくるのです。

自分を否定し続けることで、だんだんと自己肯定感が低下していきます。

パートナーや周囲の人たちの言葉に対しても、納得いかないときは、いつもなら自分の意見を伝えるところですが、自己肯定感がだだ下がりのときは反論することすらできません。

受け入れがたい言葉に違和感を覚えながらも、ただひたすら蓄積されます。

当時はモヤモヤしすぎて存在自体がモヤで隠れてたんじゃないかな。ってくらいモヤモヤしてました。

ここで疑問に感じたことがあります。

苦しいのに、なぜ悲しくなることばかり考えてしまうのでしょう?

負のスパイラルに陥ったとき、私は上手くいかないことや出来なかったことをわざわざ考えて、自分を苦しめているのです。

なぜそんなことをするのでしょう?

負の感情から抜け出すには

ここからも、あくまでピョンコ個人の見解ですから、「へぇ。」という感じで読み進めてみて下さいね。

実際にどのような思考回路で、負の感情から抜け出したのかを解説します。

脱出への道すじ①【理由づけ】

まず、わざわざ苦しくなるようなことを考えているのには理由があると考えました。

そこで思い出したのが、脳は無意識のうちにやっている機能があるということです。

ラス機能で、
自分に必要なことだけを記憶して

盲点(スコトーマ)機能で、
見える領域を狭めて

恒常性機能(ホメオスタシス)で、
楽で無難な気分にひたり

その結果として、不安にならない行動範囲(コンフォートゾーン)で現状維持をしたがる。

基本的に脳は休みたい!ので、脳も極力無駄なことはしたくないのです。

と、いうことは?
負のスパイラルから抜け出せないのではなく、自ら望んで抜け出さないだけなのです。

なんてこったーい!

ではなぜ抜け出そうとしないのか考えます。

またもや脳科学の観点から、制裁行動が発動すると脳ではドーパミンという物質が放出され、喜びを感じることが分かっているそうです。

ここで制裁とはなにかググります。
制裁とは、法律・道徳・また一般が認めた習慣や、仲間の取り決めなどに背いた者に加えるこらしめや罰のことです。

人間の脳は、制裁を加える行動をとるときドーパミンが出て喜びを感じるのか…。なんだかなぁ。穏やかじゃないなぁ。

自身がもつ『正義』によって制裁するため、そこでは達成欲求承認欲求が満たされドーパミンという脳内麻薬が活性化されて『快感』を感じるのだそうです。

例えば、ネットの炎上がこれにあたると考えられます。誰かが少しでも共同体のルールから逸脱したとみなされると、自身の正義をもって、みんなで寄ってたかって叩きにいく。

悲しい現実ですが、いじめや戦争もそうですね。片方の正義を振りかざし、攻撃をする。

話がそれましたが、ピョンコの場合は『母親はこうあるべき』という理想像から外れたことを悪として、自分がツラくなるようなことをわざわざ考え、自分自身に対して制裁行動をとった。

そしてその行動がやめられないのは、脳内でドーパミンが出ていて快感を得ているため、むしろ激化した…ということですかね。

ん⁉つ、つまり、ドMってこと⁉(そういう話ではない)

1人脳内ネットリンチみたいなことをしていたわけです。

不毛ですね。

なんの進歩もなく得にもならない、不毛な状態です。いったん、ドーパミンのせいにしておきます。

ドーパミンこのやろー!

脱出への道すじ②【反論】

さて、負のスパイラルに陥ったことに理由づけが出来ました。理由があれば、対策をとれます。

ここからはピョンコの反撃ターン!自分の中にある『理想の母親像』となるものを、ぶち壊します。

だいたいさぁ!ピョンコだって人間だものー!母親である前に1人の人間なんですー!お腹もすくしトイレもいくし寝たいし遊びたいし1人の時間ほしいしー!自分のリズムで生活したいと望んでなにが悪いのさー!ははーん。さては母親の責任があるとか言いたいんだな…!子育ては母親だけの責務じゃないでしょうよー!父親にだって祖父母その他の家族にだって多かれ少なかれあるでしょうよー!なんでもかんでも母親に乗っけるんじゃないさー!100人乗っても大丈夫なんて謳ってませんからねー!へへーんだ!

とにかく心の中で叫びます。責任も分散させましょう。1人で抱え込まなくても良いのです。

そもそも理想の母親像なんてものは、こちらが勝手に思っているだけで、子どもはそんなこと望んでないかもしれないよ!

負の感情が襲ってきたら、何度でも叫びます。繰り返しが大切です。思考にもクセがあるので、何度も、何度でも、叫びました。

私は子どもたちを心から愛していて大切にしているもんねー!それでいいじゃなーい!ダメな訳がないじゃなーい!

脱出への道すじ③【信頼】

ここでまた脳内ホルモンのお話です。(ピョンコ改め、ホルモン女史と名のろうか)

愛情ホルモンと呼ばれるオキシトシンという脳内物質は愛着形成に重要な働きをしますが、高まりすぎると、子どもを守ろうという意識と同時に邪魔者を排除しなければという意識も高まってしまうということも分かっています。

他者を信頼していないと、自分以外の全員が『邪魔者』となり、子どもの周りから排除しようとするので、家族にすら頼れない・甘えられないという現象が起きたのではなかろうかと考えました。

難儀なのぉ。

そしてお気づきでしょうか。
ピョンコは負の感情に支配された一連の流れを、ほぼ脳内ホルモンのせいにしています!

ホルモンこのやろー!

生きるために必要なものでさえ、多すぎる量はにもなるのです。

ほどほどが良いのです。何事もほどほどです。ほどほど人生を目指します。食事も腹八分目って言いますもんね。

また脱線しましたが、オキシトシンを良い方に働かせるためにも、もっと自分以外の他者を信頼することを心がけました。

現在は、当時とは比べ物にならないほど他者に頼りまくっております。そして心も平穏を保てています。

今この瞬間に集中する

長女ちゃん出産から12年。負のスパイラルから、やっとのことで抜け出せたピョンコですが、それでもヤツらは時々やってきます。

まだまだ先は長い子育て、生きている限り続く家事、やりたいことが出来ない環境、不満は尽きません。

どうして不満が次から次へと出てくるんだ。ピョンコはまた悩みました。

そして4年ほど前に読んだ本のことを思い出し、その本をもう1度手に取り読み直しました。

あらまビックリ!4年前に読んだときには、ここまで深く理解できていなかった新たな学びが、この度はあったのです。

『嫌われる勇気』という本です。

その新たな学びとは、人生を線でとらえるのではなく、点の集まりとして考えようというところです。

まさに哲学の抽象的な概念で、分かるような…分からないような…そんなふんわりした感覚になりますが、ピョンコは今回めっちゃ分かったのです!

わぉ!分かりみが深い!

ピョンコの語彙力で伝わるかどうか怪しいですが、

今この一瞬ですべて完結しているのです。

子育てや家事など、ゴールが遠くて終わりが見えない物事に対して悲観することがなくなりました。

だって一瞬一瞬で完結しているから。今この瞬間だけを生きれば良いのです。

過去や未来ではなく、今ここを考えるだけで良い!この思考は、とってもシンプルで楽ちんです。

分かるような、分からないような…そんな感覚かもしれませんが、こうしてピョンコは負のスパイラルから抜け出し、今ここ』で自分の人生を生きています。

まとめ

いかがでしたか。ホルモンのせいにして、本を読んで、今を生きるピョンコのお話でした。(割愛がすぎる)

ここではネガティブな感情を悪者のように扱いましたが、本来ネガティブな感情は、なりたい自分になるための原動力として活用したい大きなパワーの源です。

現状を打破するには相当なエネルギーが必要ですから、ネガティブ思考をうまいこと使っていきましょう。

まぁ…ネガティブに支配されたピョンコが言うのもなんなんですが…ね…。

ほどほどに頑張りまーす

以上!ホルモン女史でした。

pyonko

はじめまして、こんにちは。
娘3人、息子1人。
4児の母ピョンコです!
映画鑑賞・人間観察・お出かけが好きな30代。

苦手なものは虫と、それから虫です。あとやっぱり虫です。息子がポケットに虫を入れないことを願っています。

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いくじ楽ありゃ苦もあるさ

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