【育脳】子どもの習い事を始めるなら何歳からがオススメ?

心と体の発育・発達

こんにちは!ピョンコです。

子どもの才能を伸ばしたい、急速に変化していく時代を生き抜けるように賢い子になってほしい、自分のような苦労をさせたくないなどの親心から、つい熱心になり、子どもにあれもこれもと習い事をさせたくなりますよね。

習い事などを通して何かに夢中になった子どもは好奇心旺盛な人になります。そして好奇心は脳を活性化させので、何歳になっても脳を成長させてくれます。

習わせるならより早く始めた方が良い?あれもこれもできるだけ沢山の習い事をした方が良い?

ピョンコが実践した子どもの育脳と、習い事についてまとめました。

脳の成長と発達

まずは脳の発達の観点から習い事を始める適した時期を見極めます。幼い頃から大変な思いをして習わせたのに効果がなかった、子どもに無理をさせてしまったなどの状況は避けたいものです。

「できるだけ早く」「できるだけ多く」と意気込む必要はありません。脳は領域ごとに発達のピークが違うので、発達に沿って適した習い事を始めれば、より効率よく能力を伸ばしてあげることができます。

脳をつくるニューロンとシナプス

オーウ、イキナリカタカナデテキタヨー難シイハナシハ拒絶反応ガオコルヨー

勉強中のピョンコと同じ反応を示したそこのあなた!ご安心を。なるべく簡潔にいきますぞ。ついてきて下さいね。

早速ですが、ニューロンからいきましょう。ニューロンとは、ずばり脳の中にある神経細胞のことです。

ニューロン=神経細胞

初めから神経細胞って日本語で書けーぃ!!

まぁまぁ。横文字は知的な感じでなんか賢くなったような気がするので、ニューロンと呼んでいきましょう。(横文字が知的に感じるピョンコの知能よ)
はい次ー!

シナプスさんですが、このニューロン(神経細胞)どうしのつなぎ目の役割をする隙間の総称です。要するにニューロン(神経細胞)たちをつないで、あれこれ働かせるわけです。

シナプス=ニューロンのつなぎ目

そしてニューロン(神経細胞)は誕生の時点でほぼ作り終えているけれど、0歳から脳を働かせてニューロンを使うとシナプスは増えるのです。

しかし、3歳までに急激に増えたシナプスの密度が3歳~5歳をピークに次第に減っていきます。ピークが過ぎる前に、脳に適切な刺激を与え増やせるだけ増やしておくことが大切なのです。

5歳までシナプス増量キャンペーン実施中でーす!

何事も基礎が大切と言いますが、まさにその通りです。能力を最大限に伸ばすためには、まずは脳の細胞を強化することから始めます。

マジカヨ…細胞レベルの話になっちゃったよ。徹底してるな…

5感と4つの能力

さて、ピークが過ぎてしまう前にシナプスを増やすにあたり、与える刺激に対して子どもの脳は何を感じているのでしょうか。

触・嗅・視・聴・味

生後すぐに発達するのは触覚・嗅覚・視覚・聴覚・味覚の5感と呼ばれる領域で、この時期に子どもとしっかり触れ合うことで愛着も形成され、精神的にも安定した子どもに育ちます。

優しく肌に触れてさすることで安らぎとなっていき、生後すぐにお母さんを嗅ぎ分け、視界はぼんやりとながらですが見えています。さらに生まれた日から声を聴き分けていて、実は味にもうるさいのです。

スキンシップや優しい語りかけなど手間ひまをかけてあらゆる感覚を刺激し、シナプスを増やします。

また過ごしやすい気候で体調が良ければお散歩をしましょう。振動や光、音や匂いなど、同時に様々な刺激を自然と受けることができます。

5感を刺激して脳全体がフル回転するので、是非とも子どもと一緒に外の世界を体感し共有して下さい。

運動能力

生まれたばかりの時は反射が起こるだけですが、繰り返していくうちに手を握ったり、物をつかんだりすることができるようになります。

赤ちゃんの発達状態に合わせた運動をして身体能力の土台をつくります。

例えば、新生児期であれば手の平や甲を刺激してグーとパーにする練習をしたり、うつ伏せ顔あげの練習で背中の筋肉を働かせるなどです。

首がすわってきたら、たかいたかいや、ゴロゴロ寝返りの運動など上下左右に刺激を与えバランス感覚を鍛えます。

発達に合わせた全身運動を日中にすることで、1日のリズムも作りやすくなります。

夜ぐっすり寝てもらうためにも頑張ってたけど…寝ない子は寝ないヨ★

こうして繰り返し運動神経細胞を働かせて、シナプスを増やしていきます。

ワーキングメモリ

ワーキングメモリとは、現在の作業に必要な情報を一時的に記憶しておくことです。この働きによって瞬時に適切な判断をして実行することができます。

このワーキングメモリは日常生活や学習を支える重要な能力で、赤ちゃんのうちから鍛えることができます。

生後2か月から発達し始め、6か月目には訓練をしなくても1秒間くらいは直前に見たものを覚えられるようになるそうです。

まずはお馴染みの「いない・いない・ばぁ!」でワーキングメモリを鍛えます。「いない・いない・ばぁ!」は見えなくなったものを覚えておく記憶の訓練です。

そしてお座りができるようになったら、子どもの目の前で両手を出して片方の手におもちゃ等を持ち、子どもがちゃんと見たのを確認したら両手をグーにして隠し、「どっちの手にあるかな?」と声をかけどちらに隠してあるか子どもに当ててもらう遊びです。

覚えることは、脳の回転を速くするので楽しく遊びながら鍛えていきたいですね。

真似る力

ミラーニューロンシステムという鏡神経細胞系の働きで、真似ができるようになります。真似をトレーニングすると表現力や感性を高めることができます。

『見るだけで真似して覚えてしまう』という、脳の素晴らしい機能をフル活用しましょう。

またミラーニューロンは、相手の表情を見て何を考えているかを理解する働きもします。

この『心』を読み取る働きによって共感力も育まれるので、まずはこちらから子どもの発する声や表情、仕草などの真似をすることから始め、次第に子どもがこちらの真似をするようになり、真似をしたりされたりして神経細胞を刺激し、シナプスを増やしましょう。

人の気持ちを理解し寄り添うことのできる共感力を育てると、子どもの将来の可能性は大きく広がります。

考える力

考える力を育てるためにアプローチする脳の領域は『前頭前野』と呼ばれる場所です。この場所の働きによって、問題解決や目標に向かった行動をうまく組み立てることができます。

同時に複数のことを行う・順序立てて物事を進める・感情をコントロールするなど、人間らしさを象徴する特別な場所です。

そして前頭前野も生まれたその日から鍛えることができ、授乳をする時、おむつを替える時、出かける時など何か行動をする前に必ず声かけをしましょう。

何度も繰り返すことで視覚や聴覚など複数の神経回路でつながり、これから何が起こるのか予測することを覚えます。

子どもへの声かけは、子どもの脳への働きかけです。じゃんじゃん話しかけて神経細胞を働かせ、シナプスを増やしていきましょう。

前頭前野をしっかり鍛えることで、行動をうまく組み立てられその通りに実行できる頭のいい人に育ちます。

またこの前頭前野が急速に発達し始めるのは5歳くらいですが、0歳児から鍛えておくことで神経回路は丈夫になりより発達を促します。

前頭前野が発達し始めるタイミングに合わせ、絵本の読み聞かせをした時に子どもにどんなお話だったかをまとめてもらうのも効果的です。

能力別の伸びやすい時期は?

やっと、やーっとこさ本題に入ります。より効率よく能力を伸ばすために習い事を始める時期をザックリまとめました。

前置き長ーッ!校長先生の話より長かったな!!

運動・音楽

3歳~5歳運動野と呼ばれる領域が発達のピークを迎える時期で、スポーツはもちろん、この時期に楽器を始めるとより効率よく運動能力を伸ばすことができるそうです。

歌ったり・踊ったり楽器を演奏する音楽的なことも運動能力の一部で、『動きと言葉とリズム』を基調に適切な経験を与えることは脳の発達に沿った教育です。

また細かな音の聞き取りと言語の聞き取りは、脳の同じ領域で行われるので、この時期に楽器を習った子どもはその後英語のリスニングが得意になるという傾向もあるそうです。

習い事を始めるなら早くて3歳からか。それまではスキンシップ愛着形成して、絵本を読み聞かせたりしてシナプスを増やせるだけ増やそう。ふむ。

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語学

語学の能力が総合的に伸びるのが8歳~10歳の時期です。外国語も効率よく習得できるので、英会話を始めるならこの時期からがオススメです。

特にリスニングとスピーキング能力を伸ばせるので、少しずつ英語を聞かせるのが良いそうです。

また英語の読み書きに関しては、母国語の習得後に論理的な思考ができるようになってからでも遅くはないそうなので、あれもこれも詰め込む必要はありません。

タイミングを逃すと手遅れ?

あばばばば。ベストな時期が過ぎてるぅーうちの子手遅れ⁉

能力を伸ばしやすい時期が過ぎてしまっていても大丈夫です。
安心して下さい!(はいてますよ♪がセットで出てくるピョンコの知能よ)

脳には可塑性(かそせい)というものがあり、環境に応じて最適の処理システムを作り上げるそうで、何歳になっても変化する力を持っているのです。

思い立ったが吉日!何歳から学び始めても習得することは可能です。しかし伸びやすい時期と比較すると、あるレベルに到達するためにより多くの努力は必要になります。

そして習い事を始める時は、まずは親子で一緒に見学して、それから子どもが体験するという流れがベストです。楽しそうにやっている人の姿を見せることで、子どもは新しいことに挑戦したくなります。

まとめ

いかがでしたか。前置きが長すぎて途中で離脱しそうになったけど、何とか最後まで読んだぞ。というあなたに心から感謝いたします。

ニューロンとシナプス…この2つを覚えていますか?覚えていなくても生きていけますが、せっかくなので思い出してください。(ピョンコも忘れかけてます)

えーっと…何だったか…そう!
ニューロンは神経細胞、シナプスはニューロンのつなぎ目!

ほんで…脳を刺激してシナプスを増やすと…えーとあの…あ、頭が…良くなる!うん!

以上!ピョンコでした。

pyonko

はじめまして、こんにちは。
娘3人、息子1人。
4児の母ピョンコです!
映画鑑賞・人間観察・お出かけが好きな30代。

苦手なものは虫と、それから虫です。あとやっぱり虫です。息子がポケットに虫を入れないことを願っています。

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